性欲と性依存症の違い

気づかれにくい!好きとは違う性依存症の症状

異性との性行為や自慰行為がやめられなくなるものを、性依存症と呼びます。

 

セックス・オナニーなしでは生活を送れない、その症状からセンセーショナルかつ俗的な取り上げ方をされることも多い性依存症ですが、現在ではギャンブル依存症、買い物依存症などと同じく適切な治療が必要とされるものであるという見方が一般的です。

 

性欲と性依存症の違い

性的行為に対する欲求は誰にでもあるものですが、性依存になると日常生活に支障が出るほどになります。

 

頭の中は常に性的行為のことが浮かんでおり、仕事ができなくなることもあります。

悩む

 

重要なのは性依存症の症状によって日常生活に支障をきたしているかどうかという点です。

 

どんなにポルノを見るのが好きでも、パートナーとのセックスが楽しくても、
そろそろやめて家事をしたり、仕事、勉強をしたりしなければならないとなったら切り替えられるなら大丈夫です。

 

誰にも迷惑をかけず、常識の範囲内で楽しめているならそれは性依存症ではありません。

 

しかし性依存症になっている場合、会社や学校に行かなければならくてもポルノを見るのをやめられなかったり、相手の都合を考えずセックスを際限なく求めてしまったりします。

 

誤解されがちですが性依存症とは性交及び性的な興奮をもたらす行為に依存する症状のことを指すため、仮にセックスが未経験であっても性依存症にはなり得ます。

 

性依存症からの脱出には周囲の協力が必要不可欠

このように依存症というのは本人の意志だけでは対象への依存行為をなかなかやめることが出来ません。

 

放置していると日々の生活に影響がで始めたり、周囲の人間関係を崩壊させてしまっても尚やめられないなど深刻な状況に陥ってしまうこともあり得ます。
性依存症も他の依存症と同じです。

 

どの依存症に対しても共通しているのが、心が孤独ということです。
仕事や日常生活の中で溜まったストレスや心配事は、何らかの形で解消するのが一般的です。
誰かに相談に乗ってもらったり趣味を満喫することで、不安な気持ちを吹き飛ばすことができます。

 

しかし、依存症になりやすい人の場合には、不安を解消する手段がありません。

 

そこには人間関係の希薄さや環境が大きく関わっており、結果として依存行為に頼って嫌なことを忘れます。

 

性依存は犯罪に巻き込まれる危険性があるだけでなく、自分の心身を壊していきます。
治療できる特効薬もなく、唯一の治療法は不安を取り除くことです。

 

そのために必要なことは周囲の協力で、依存症患者を温かく迎え入れる気持ちが大切です。
依存行為を非難することは逆効果で、かえって症状を進行させる原因にもなります。

 

これは本人の依存行為こそが、自分の苦しみを取り除いてくれるものと信じこんでいるからです。
温かく自然に受け入れられることで居場所を確保して、不安な気持ちも解消されていきます。

 

また、依存症で悩む人たちの自助グループもあるので、悩みを分かち合うのも方法です。
依存症の治療には長い時間がかかりますが、人との信頼関係を築くことが必要になります。